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黒板

代表理事からのご挨拶

一般社団法人アジリズムトレーニング協会(略称ATA)の代表理事に就任した木下徹です。

ATAはアジリズムメソッドの普及・開発また指導者養成に向けた認定資格制度によるライセンス発行を行う場所として2023年1月に設立しました。

 

私は自身のスポーツやダンスの経験からもストリートダンスやクラブダンスと称されるダンスに、スポーツ競技をしているアスリートや育成年代の子供達の運動能力を伸ばす新しい可能性を感じています。

ダンスでは身体全体をうまくコントロールするために身体をパーツレベルで自由に動かせるようにするトレーニングがあります。スポーツにおいても同じことを思想として持っているはずですが、スポーツ界では同様なトレーニングはほとんど取り組まれてはおりません。スポーツもダンスも自分の思った通りに身体を動かせるようにするという点では同じはずなのに畑がしっかり分けられてしまっている感があります。ダンサーもスポーツ選手が行っているフィジカルトレーニングを取り入れていけばパフォーマンス力はもっと上がると思いますし、スポーツ選手もダンサーが取り組んでいるトレーニングを取り入れていけばリズム感覚や運動能力をさらに高めることが可能だと思います。

スポーツのフィジカルトレーニングと言えば筋力向上を目的としたトレーニングやスピードを向上させるトレーニング、心肺機能を高めるトレーニングなど様々なものがあります。

特にアジリティトレーニングと言われる敏捷性を向上させることを目的としたトレーニングは、フットワークだけでなく身のこなしも必要になってきます。

 

速いテンポの音楽に合わせて素早いステップを踏むハウスダンス特有の動きや、ゆっくりなテンポの音楽に合わせて身体全体をうまく使いながらリズムを表現する動きはアジリティや身体全体の連動生を高めるうえで非常に有効なトレーニングになると考えています。

このようなダンスが持つ操体要素には土台にリズムがあります。この【リズム×操体】が全てのスポーツの土台となる"身体を動かす・身体を運ぶ"といった運動能力を伸ばす新しいトレーニング手法として2013年6月にAgiLhythmを発足しました。

アジリズムは当初ラダートレーニングへダンス要素を加えることでリズム感やグルーヴ感が養われるリズムステップトレーニングとしてスタートしました。


しかし、トレーニングで気づいたことは上半身の使えなさです。足だけで全てを動こうとしている動き方にぎこちなさを感じました。そこから身体の分離性・連動生を高めるリズムトレーニングにも取り組むようになり、無理なく自然体で動けるようになる人が増えていきました。

どこで力を入れ、どこで力を抜き、どこで動かして、どこで止めるなどスポーツで求められる動きはダンスと同じです。身のこなしがうまいとされるアスリート達が共通して出来る分離動作やビートにより引き出されるスピード感、リズム感を可視化するトレーニングなどアジリズムのメソッドは発足から10年を経てより確立されたものへと進化してきました。

一般社団法人アジリズムトレーニング協会はこれからも多くのアスリートや子供達に貢献できるように、研究を重ねながら会員のみなさまと一緒に当協会を発展させていきたいと考えています。

一般社団法人アジリズムトレーニング協会

代表理事 木下徹

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